仏像発祥の地 ガンダーラ様式の石像 仏陀坐像の詳細【大きさ】高さ：約69cm 奥行き:約18cm 幅:約45cm 重さ：約100kg【素材】天然石【備考】商品説明にもございます通り、経年変化による傷や欠けなどがございます。
また右耳の耳たぶに修復箇所がございます。
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以下の画像をクリックで、キャンペーンの詳細ページをチェック！■文化の融合とガンダーラ美術 ガンダーラは仏像発祥と言われている地です。
現代の、パキスタン北西部ペシャワールを中心としたあたり、アフガニスタン東部までの一体が、ガンダーラ文化の影響下にあったとされています。
そのガンダーラで、1世紀から7世紀の間に誕生したとされる、ガンダーラ美術。
ガンダーラの地は、紀元前からアレクサンドロス大王や、モーリヤ王朝、パルティア王国、インド・グリーク朝、そしてクシャーナ朝と様々な国から征服されてきました。
この複雑な歴史と、さまざまな国と人からの文化的影響が、後のガンダーラで独自の美術を生み出す土壌になります。
■ガンダーラと仏像の誕生 今日では仏教といえば仏像ですが、当初は仏像というものはなく、代わりにストゥーパ(仏塔)がよく建てられていました。
ガンダーラで初めて仏像が作られたのは、1世紀の後半クシャーナ朝時代だといわれています。
遡ること紀元前4世紀には、有名なアレクサンドロス大王の東方遠征がありました。
遠征により、アジア的な風土の中へギリシャの文化が投影され、東方文化と融合し、ヘレニズム文化が誕生します。
紀元前3世紀には、仏教のお話でもお馴染みの、マウリア朝のアショーカ王が仏教を庇護し、仏教文化が取り込まれる素地が作られました。
アショーカ王の死後、マウリア朝が衰退した後にギリシア系のバクトリアがこの地に進出します。
紀元前2世紀後半にはクシャーナ族がギリシャ系のバクトリアを征服し、クシャーナ朝を建てました。
グレコ・バクトリア王国はヘレニズム国家であり、仏像誕生には肖像彫刻の伝統に秀でた、ヘレニズム文化が強く影響していると言われています。
ガンダーラの仏像はとても美しく、彫刻で有名なギリシア美術を感じさせます。
そして、ガンダーラで育まれた文化は、次第に中央アジアへと広がり、その後中国から日本へと伝わりました。
長い歴史の中で、東西の文化が混ざり合い生まれた仏像は、人類の交流の象徴でもあります。
■ガンダーラ様式の仏陀坐像 こちらは、仏像のルーツとも言えるガンダーラ様式の仏陀坐像です。
とても丁寧に彫られ、顔立ちは凛々しくも優しい表情。
ゆるいウェーブのかかった髪、僧衣は緩やかな曲線で美しく流れ、ガンダーラ仏特有の写実的な表現から、ギリシア美術の影響を感じさせます。
当店でも今まで取り扱ったことのないぐらい、立派な仏像なので、年代測定にもかけようとしましたが、石像は炭素年代測定が使えないらしく、作られた正確な年代は分かりませんでした。
しかし、仏像様式と経年変化具合から相当古い年代の仏像のように見受けられます。
仏像のサイズは、約69cm程度と大きく存在感がある大きさ。
素材の石も硬い石のようで、見かけ以上に重く、重量は約100kgあります。
もちろん、鋳型で作られたような簡単な物ではなく、岩を彫り作られています。
大きな岩を徐々に削りながら、ここまでの仏像を作り上げるのには、大変な手間と、途方もない時間が掛けられていると思います。
■経年変化と修復箇所につきまして 仏像の状態から土の中に埋まっていたかと思われます。
作られてから相当長い年月が経っているようですので、経年変化により写真の通り全体的に傷や欠けなどがございます。
また、右耳の耳たぶにヒビが入っており、そちらは修復された痕になります。
前面の土台部分には、横に向かって全面的に細い線で、比較的新しいスクラッチが入っております。
上記2点が特に比較的目立つ箇所になります。
その他の点につきましても、なるべく沢山の写真を掲載しておりますので、そちらをご覧いただきご検討いただけますと幸いです。
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